ADSL モデムが起動して接続すると、回線を通じてどのような情報が送信され、何が受信されますか? ADSL モデムに静的 IP アドレスが割り当てられている場合と動的 IP アドレスが割り当てられている場合では、違いがありますか?
答え1
これまでにわかったこと:
ほとんどの ADSL 接続では、PPP over Ethernet over ATM (「PPPoE」モード) または DHCP over Ethernet over ATM (「DHCP」モード) のいずれかが使用されます。
前者、別名PPPoE、同じPPP プロトコルダイヤルアップで使用されるものと同様、ユーザー名とパスワードで認証し、アドレスが割り当てられます。インターネットに送信されるすべてのパケットは、この PPP 接続内でトンネリングされるため、若干のオーバーヘッドが発生します。
PPPoA は同じように動作しますが、PPP は ATM 上で直接実行され、間に疑似イーサネットは介在しません。
2番目のケースでは、ルーターがISPのDHCPサーバー直接、(おそらく) 物理的な電話回線に基づいて認証され、その後のデータ パケットが直接送信されます。DHCP プロトコルは、ホーム ネットワークで使用されるものと同じです。
プロセスは静的アドレスと動的アドレスの両方で同じです。DHCP/PPP サーバーは、利用可能なアドレスを選択するのではなく、特定のアドレスを予約するように指示されるだけです。
PPP、IP、DHCPなど、その他すべては通常イーサネット– しかし、この場合、イーサネットフレームはさらにカプセル化され、ATMセル静的に構成されたATM「仮想回線」を介して送信されます。(PPPoAイーサネット フレーミングは行われず、PPP データは ATM 経由で直接送信されます。
最後に、すべてが電気信号に変換され、電話回線を通じて送信されます。
- ETHoA:
[ATM [Ethernet [IPv4 [DHCP]]]
→[ATM [Ethernet [IPv4...]]
- PPPoE:
[ATM [Ethernet [PPP handshake]]]
→[ATM [Ethernet [PPP [IPv4...]]]]
- PPPoA:
[ATM [PPP handshake]]
→[ATM [PPP [IPv4...]]]