一部の Linux コンピュータでは、ifconfig
MAC アドレス ("HWaddr") の 16 進数字が大文字で表示されます。他の Linux コンピュータでは、[af] の数字は小文字です。
なぜ違いがあるのでしょうか? プログラムには競合する 2 つのバージョンがあるのでしょうか? どこかにそれを制御するオプションがあるのでしょうか?
答え1
考えられる理由はいくつかあります。
さまざまなインターフェースタイプ
1つの可能性:ifconfig
ハードウェアアドレスの印刷をインターフェース実装に委任する。実際の印刷は、(から)interface
の特定のインターフェースの構造体の関数によって実行されます。net-tools-1.60
ここ)、によって呼び出されますlib/interface.c
、行 678:
printf(_("HWaddr %s "), hw->print(ptr->hwaddr));
nettools-1.60
サポートされているインターフェース タイプの一覧については、のソース コードを参照してくださいlib/hw.c
。イーサネット、ファイバー、トークン リングなどには個別の実装があります。
実際の印刷機能について説明します。例lib/ether.c
:
/* Display an Ethernet address in readable format. */
static char *pr_ether(unsigned char *ptr)
{
static char buff[64];
snprintf(buff, sizeof(buff), "%02X:%02X:%02X:%02X:%02X:%02X",
(ptr[0] & 0377), (ptr[1] & 0377), (ptr[2] & 0377),
(ptr[3] & 0377), (ptr[4] & 0377), (ptr[5] & 0377)
);
return (buff);
}
x
異なる種類のネットワーク インターフェイスでは、書式文字列で の代わりに小文字の を使用することで (つまり の%02x
代わりに) 、同じ種類の情報を異なる方法で表示するように実装できます%02X
。たとえば、IrDA インターフェイスでは小文字の 16 進数 ( lib/irda.c
) が使用されます。
/*
* Function irda_print (ptr)
*
* Print hardware address of interface
*
*/
static char *irda_print(unsigned char *ptr)
{
static char buff[8];
sprintf(&buff[strlen(buff)], "%02x:%02x:%02x:%02x", ptr[3], ptr[2],
ptr[1], ptr[0]);
return (buff);
}
パッチをifconfig
もう一つの可能性、そしておそらくその理由は、ディストリビューションがソフトウェアパッケージを頻繁に変更することです。上記のコードスニペットは元のものですnet-tools-1.60
が、Debianの、というかそのパッチを見てみましょうnet-tools-1.60-23.diff
(ここ):
+--- net-tools.orig/lib/ether.c
++++ net-tools/lib/ether.c
[...]
+@@ -39,7 +39,7 @@ static char *pr_ether(unsigned char *ptr
+ {
+ static char buff[64];
+
+- snprintf(buff, sizeof(buff), "%02X:%02X:%02X:%02X:%02X:%02X",
++ snprintf(buff, sizeof(buff), "%02x:%02x:%02x:%02x:%02x:%02x",
+ (ptr[0] & 0377), (ptr[1] & 0377), (ptr[2] & 0377),
+ (ptr[3] & 0377), (ptr[4] & 0377), (ptr[5] & 0377)
+ );
そこでDebianはソースコードをパッチしてifconfig
ディストリビューションに導入したが、これはUbuntuにも採用されるかもしれない(ウィキペディア: "UbuntuパッケージはDebianの不安定なブランチのパッケージに基づいています()。