VPN とプロキシ サーバーの違いが理解できません。
VPN に接続すると、他のコンピューターには ISP の IP アドレスではなく、VPN の IP アドレスが表示されます。しかし、これはプロキシ サーバーではないのでしょうか? すべての VPN はプロキシ サーバーなのでしょうか?
答え1
違いは非常に単純です。HTTP を例に挙げてみます。
ウェブサイトを開くたびに、ブラウザは対応するサーバー(たとえば example.com)にリクエストを送信し、表示したいウェブサイトを「要求」し、画像やその他のリソースを要求します。
プロキシ サーバーを使用する場合、ブラウザーはそのリクエストをプロキシ サーバーに送信し、プロキシ サーバーはそのリクエストを「example.com」に転送し、リソースを取得してユーザーに返します。
したがって、「example.com」はコンピュータではなくプロキシ サーバーとのみ通信します。
VPN は異なります。これは「仮想プライベート ネットワーク」です。「ネットワーク」という用語に注意してください。
例えば、ほとんどの大学、企業などは、従業員や学生などがインターネットに接続できるようにVPNを提供しています。内部世界中のどこからでもネットワークに接続できます。
たとえば、外部から接続するコンピューターに対してファイアウォールが設定されていても、VPN に接続すればイントラネットを使用できます。
研究機関では、研究論文などの制限されたカタログやリソースへのアクセスをその機関内からのみ許可することが一般的です。技術的には、外部から機関内のサーバーに接続し、そのサーバーがリソースを要求します。これはプロキシ サーバーではないことに注意してください。実際にはそのネットワークに接続しており、クライアントは example.com に接続しています。
ちなみに、VPN 経由で特定のサービスだけをトンネリングすることも可能ですが、フル トンネルが一般的です。