sRGB に余分な色があるのはなぜですか?

sRGB に余分な色があるのはなぜですか?
  • 可視スペクトルは、sRGB 色域のおよそ 3 倍の大きさです。
  • sRGB 色域では 1600 万色以上 (256 x 256 x 256) を表示できます。
  • ほとんどの人間はおよそ 1,000 万色しか見ることができません。
  • sRGB 色域内の色間の距離に関しては、可視スペクトル全体に同じものを使用した場合、約 5000 万色になります。

可視スペクトル全体で 1600 万色も見えないのに、なぜ sRGB 色域はこれほど多くの色でコード化されているのでしょうか。約 300 万色で十分だったように思えます。それ以上の色を提供するのは無駄ではないでしょうか。

答え1

なぜなら、重要なのは見える色の数ではなく、色の正確さだからです。

人間の目は特定の色を他の色よりもよく区別できますが、色空間が小さすぎたり、視覚的な色空間のサイズに近すぎたりすると、ピンクがかった緑の色合いが色空間に合わせて調整され、緑がかったピンクの色合いになってしまうことがあります。

色空間が広くなると、色は常に実際の値に近くなります。

人間の目はコントラストと明るさの違いも認識し、色覚が限られているにもかかわらず、似ているようで異なる色を区別することができます。

色空間が広くなると、色間のグラデーションもより緩やかになります。個々の色は見えないかもしれませんが、色のグラデーションは、狭い範囲で量子化されるのではなく、より自然で一貫性があることがわかります。

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