26 週間の上書き保護期間と 1 年間の追加可能期間を持つメディアセットとはどういう意味ですか?

Question 1

Backup Exec は、「上書き保護期間」によってメディアが上書きされるのを「保護」します。したがって、ご質問の場合、メディアへの最後の書き込み操作が完了してから 26 週間が経過するまで、メディアの上書きは許可されません。

最初の書き込み後もメディアへの追加を継続したい場合 (ただし、既存のデータを上書きしたくない場合) があるため、Backup Exec は別の「追加可能」期間を追跡します。ご質問の場合、特定のメディアへの最後の書き込み操作が完了してから 1 年間は、追加のデータをメディアに追加できます。

追加を行うとメディアへの書き込みが追加されること、またメディアに追加または上書きが可能かどうかの今後のチェックは最後の書き込み時間に基づいて行われることに留意してください。

通常、この方法が使用されるのは、たとえば複数のテープカートリッジがロードされていて、「1 日 1 本のテープ」タイプのローテーションを実行するライブラリです。5 本のテープがあり、平日に 1 回のバックアップローテーションを実行するライブラリを想像してください。メディアを「上書き保護期間」が 6 日間のセットに入れます。

ライブラリにテープ「1」から「5」をロードします。これらはすべて新品で、上書き可能です。

月曜日の午後 7 時に、ライブラリはテープ「1」を選択し (必ずしも数値が最も小さい番号を選択するわけではありません。これは例を簡単にするためです)、それに書き込みます。これで、そのテープは 6 日間、つまり次の日曜日の午後 7 時以降まで上書き禁止になります。
火曜日の午後 7 時に、ライブラリはテープ「2」を選択し、それに書き込みます。このテープは、次の月曜日の遅くまで上書き禁止になります。上書き禁止になっているため、ライブラリはこの操作にテープ「1」を選択できません。
この状態は金曜日まで続き、金曜日にはライブラリ内の「5」以外のすべてのテープが上書き禁止となり、ライブラリは強制的にそのテープを選択することになります。
次の月曜日のバックアップが実行されるときには、他のすべてのテープがまだ上書き保護されているため、ライブラリはテープ「1」の使用を余儀なくされます。この時点から、テープは実際に必要になる 24 時間未満前に上書き保護が解除されますが、それより早くは解除されません。

少し頭の中で推測すれば、これが複数のメディアセット (ライブラリの 1 週間分のコンテンツをすべてローテーションするなど) にどのように適用されるか想像できます。

追加期間はもう少し複雑です。上記と同じシナリオで、火曜日から土曜日までの毎日、正午に「増分」バックアップを実行し、その増分バックアップを前夜の完全バックアップに使用したテープに追加するとします。追加期間は、たとえば 20 時間に設定します。

月曜日の午後 7 時にバックアップが正常に実行されます。テープ「1」は使用され、次の日曜日の夜に上書き可能としてマークされます。火曜日の午後遅くまで追加可能のままです。
火曜日の正午に増分バックアップが実行されます。これは追加ジョブなので、ライブラリは「追加可能」なテープを選択します。テープ「1」はまだ追加可能であるため (他のすべてのテープの追加期間が終了しています)、ライブラリはテープ「1」を選択し、それに追加します。
火曜日の夜の完全バックアップは、予想どおりテープ「2」で実行されます。
水曜日の正午に増分バックアップが実行されます。テープ「1」は火曜日の午後に追加不可になったため、使用できません。火曜日の夜のバックアップの完了後に追加可能になったため、ライブラリはテープ「2」を選択します。

Backup Exec メディア保護の短期集中コースがあります。>smile<

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