RAID 10 (LVM RAID) に特有のディスク パフォーマンスの問題

RAID 10 (LVM RAID) に特有のディスク パフォーマンスの問題

何らかの理由で、RAID 10 ではディスク パフォーマンスが非常に低下しますが、RAID 5 では正常なパフォーマンスが得られます。

コンテキストとして、サーバーに 4 台の 1 TB ハード ドライブがあります。これらはボリューム グループ内の物理ボリュームです。

  PV         VG Fmt  Attr PSize    PFree
  /dev/sda1  vg lvm2 a--  <931.51g    0 
  /dev/sdb1  vg lvm2 a--  <931.51g    0 
  /dev/sdc1  vg lvm2 a--  <931.51g    0 
  /dev/sdd1  vg lvm2 a--  <931.51g    0

OS (ルート) 用にサイズ 30 GB の RAID 10 論理ボリュームを 1 つ作成し、残りの空き領域をユーザー データの保存用に RAID 5 論理ボリュームをもう 1 つ作成しました。どちらも 4 つのディスク全体にまたがっています。

  • lvcreate --type raid10 --mirrors 1 --stripes 2 -L 30G -n root vg
  • lvcreate --type raid5 --stripes 3 -l 100%FREE -n data vg

LVに Debian をインストールする際root、インストーラーが完了するまでに 2 時間以上かかりました。何かがおかしいと感じたので、インストールが完了した後、ddルート LV で簡単なディスク ベンチマークを実行したところ、書き込みパフォーマンスが 10 Mb/s 未満でした。次に、同じベンチマークをdataLV で実行したところ、約 150 Mb/s でした。

観察されたとおり、この場合dataRAID 10 LV の方がパフォーマンスが優れているはずですが、RAID 5 LV の方がはるかに高速です。root

dataこれらのベンチマークを確認するために、今度は LVでまったく同じインストールを繰り返しましたが、インストールにはわずか 15 分しかかかりませんでした。

RAID 10 を使用するとディスクのパフォーマンスが低下するのはなぜですか? 役に立つかどうかはわかりませんが、使用している CPU に関する情報を提供しました。

# dmidecode 3.3
Getting SMBIOS data from sysfs.
SMBIOS 2.5 present.

Handle 0x0004, DMI type 4, 40 bytes
Processor Information
        Socket Designation: CPU 1
        Type: Central Processor
        Family: Unknown
        Manufacturer: Intel            
        ID: 7A 06 01 00 FF FB EB BF
        Version: Pentium(R) Dual-Core  CPU      E5200  @ 2.50GHz     
        Voltage: 1.2 V
        External Clock: 200 MHz
        Max Speed: 2500 MHz
        Current Speed: 2500 MHz
        Status: Populated, Enabled
        Upgrade: Socket LGA775
        L1 Cache Handle: 0x0005
        L2 Cache Handle: 0x0006
        L3 Cache Handle: 0x0007
        Serial Number: To Be Filled By O.E.M.
        Asset Tag: To Be Filled By O.E.M.
        Part Number: To Be Filled By O.E.M.
        Core Count: 2
        Core Enabled: 2
        Thread Count: 2
        Characteristics:
                64-bit capable

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